初めてのBarって緊張しませんか?なんとなく敷居が高い、マナーもわからないし、金額も高そう。そんなイメージがありますよね。私もBarデビューは非常に緊張したのを覚えています。そんな不安や緊張を拭い、Barデビューを楽しんでいただけるように元バーテンダーとして皆様に疑問にお答えしていこうと思います。
Barの種類
Barと言っても実はカジュアルなお店から落ち着いた雰囲気のお店までいろんなBarがあります。ここではざっくり3種類に分けてご紹介します。人数や用途に分けて使っていただければと思います。
オーセンティックバー
オーセンティックは「本物」という意味です。このタイプのバーにはお酒の専門的な知識とカクテルの技術を持つバーテンダーがいます。インテリアは重厚で照明やBGMは控えめ。少人数で落ち着いた雰囲気の中で静かにお酒を楽しむことができます。
ショットバー
ショットバーは比較的カジュアルです。しかし、ショットバーにも優れた技能を持つバーテンダーが在籍するなど、最近ではオーセンティックバーとの境目がなくなってきています。ちなみに昔の日本では、今でいうスナックの様なボトルキープの店をバーと呼んでいたため、それと区別するためにショットバーというようになったそうです。
ダイニングバー
ダイニングバーは、言葉のイメージ通り食事ができるバーのことです。お酒も料理も楽しみたい人におすすめです。カクテルはスタンダードなものがほとんどです。
この記事ではオーセンティックバーに行くことを想定して話していきたいと思います。
Barに行く前の準備
極端にカジュアルな服装は避ける。
基本サンダル、短パン、カジュアルすぎる服装はNGな店舗が多いです。といってもそこまで気にしなくていいです。俗に言うスマートカジュアルと言われる服装で行けば問題ありません。おしゃれもBarの楽しみだと思ってもらえればいいと思います。
少なめは人数で。
Barは基本カウンター席がメインなのがほとんどです。カウンターを大人数で埋めてしまうのはスマートではありません。暗黙の了解としては一人もしくは二人での来店が好ましいです。大人数で行くならばテーブル席があるお店がおすすめです。
自分にあった価格のお店を探す。
Barの価格がわからないと言われがちですが最近はネットで調べればほとんどで出てきます。チャージ料金(座った時短でかかる料金)、サービス料金込みで少しお財布に余裕が持てるお店に行きましょう。お財布を気にしすぎると楽しめませんからね。
Barに入店後
バーテンダーに案内された席に座る。
入店すると人数を確認され、その後席に案内してもらえます。席はたくさん空いていても基本はバーテンダーの案内された席に座ってください。理由としてはほかのお客様とのバランスを見ながらご案内しているためです。
知ったかぶりをしない。
非常に多いです。忘れてはいけないのがバーテンダーはBar、お酒についてのプロであるということです。どんな人でもイチロー選手に野球について何か自慢げにお話しすることはないでしょう?この行為がBarで最も多く、最もかっこ悪いと思われる行為だと思います。
ドリンクは困ったらバーテンダーに相談。
飲みたいカクテルがある人はそれを飲んでもいいですがそれが自分の好きな味かどうかわかりません。映画を見て「マティーニ」を頼んで失敗するお客様を多く見てきた私としては、ぶっちゃけバーテンダーに相談するのが一番だと思います。お酒が強いのか弱いのか、好き嫌い、ロングカクテルかショートカクテルかを伝えれば、ほぼほぼ自分の好きな味のカクテルが出てくると思います。
周りに絡まない。
Barに来ているお客様はそれぞれの楽しみ方があります。一人で飲むのが好き、本を読むのが好き、色んなお酒を飲むのが好きなどそれぞれです。なので、お互いがお互いに楽しめるように気を使いあって楽しみましょう。お話ししたいときは話し相手を連れていきましょう。それが無理なら早い時間に入店し、バーテンダーを独り占めするのもおすすめです。
声のボリュームに気を付ける。
バーに来ている人というのは、落ち着いた雰囲気や大人のの空間を求めているお客様がほとんどです。そのためバーに行くときはその場の雰囲気を大切にして声のボリュームを調整することが大切です。雰囲気は映画に出てくるようなカッコイイBarの雰囲気を参考にするといいと思います。
乾杯でグラスをぶつけない。
Barのグラスはお酒を綺麗に見せるため、おいしく飲むために高級かつ薄いものが非常に多いです。そのため乾杯時にグラスをぶつけると欠けたり、割れたりするので控えましょう。
ボトルに触らない。
カウンターには多くのボトルが並んでいます。ご注文したボトルなどは自分の目の前においてくれることが多く、詳細が気になることもあると思います。ボトルを触ったり、香りをかぎたいときはバーテンダーに声をかけて許可を取ってからにしましょう。理由としては衛生上の問題や誤って割ってしまう可能性があるからです。何より忘れていけないのはお酒はBarにとっての大切な商品です。大切に扱いましょう。
まとめ
今回はオーセンティックバーでの立ち振る舞いをメインにご紹介していきましたがいかがでしたか?Barに行く時の心のハードルは下がりましたか?バーテンダーもBarのご常連様もBar初心者は大歓迎ですので是非気軽にお立ち寄りください。これを読んでも心配な方は先にルールを提示してくれている優しいBarもあるのでそちらを読んでいってみるのもいいかもしれません。
これを読んでたくさんの人がBarに足を運んでくれることを願ってます。
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