ブナハーブンってどんなウイスキー?/味や銘柄、おすすめの飲み方をご紹介!

ウイスキー

ブナハーブンとは?

ブナハーブンはアンゴラスチュラ社(バーン・スチュワート社)が所有し、日本ではアサヒビール社が輸入しているウイスキーです。 生産地はウイスキーの名産地イギリスのアイラ島です。強烈な個性を持つアイラウイスキーの中で華やかで優しく飲みやすいのがブナハーブンです。アイラウイスキーの中で1番飲みやすいウイスキーです。

ブナハーブン蒸留所

  ブナハーブン蒸留所は1881年に創業でイギリスのアイラ島の北の玄関口のポートアスケイグ港の近くにある蒸留所です。実際に生産をスタートしたのは1883年です。長い歴史を持つブナハーブンですが、アイラのなかでは新しい蒸溜所です。キルホーマンができるまではアイラ島では1番新しい蒸留所でした。なので、アイラウイスキーの大きな特徴である「ピーティーでスモーキーなウイスキー」とはまた違った味わいを表現することができました。つまりスモーキーさは控えめにして、奥に海のフレッシュさを感じさせるようなやわらかな味わいです。アイラモルトであるにもかかわらずやさしい口当たりと飲みさすさを持つウイスキー、それがブナハーブンです。

ブナハーブン製法の特徴

ノンピート麦芽

ブナハーブンはアイラウイスキーの特徴でであるスモーキーさを生み出すピートをほとんど炊き込まない。これがアイラウイスキーの中で最も軽いと言われるブナハーブンの風味を生み出している。

ピート色の濃くない仕込み水

仕込み水は近くのマーガデイル川の上流部から直接パイプで引いており、ピート色の濃くないクリーンな水を使っています。これもアイラウイスキーの中で最も軽いと言われるブナハーブンの風味を生み出す要因だと言えます。

ノンチル・フィルタード製法

チルフィルター、すなわち冷却ろ過とは、ウイスキー造りで一般的に行われている工程です。樽のなかで長時間、熟成されたウイスキー原酒には、麦芽や樽から由来する香味成分が豊富に含まれていますが、温度が低くなるとこれらが飽和状態となり、澱(おり)や白濁が生じます。そこで、温度が冷えても美しい琥珀色を保つため、瓶詰めする前に約0~5度まで冷却してろ過しています。この通常のウイスキーで行われている冷却ろ過を、あえて行わないのがノンチルフィルタードです。ブナハーブンはろ過を行わないことによってその過程で失われてしまう、樽熟成本来の味わいを楽しむことができます。

ブナハーブンの銘柄

ブナハーブン12年

ブナハーブンの中で1番定番の銘柄です。香りは朝の漁港、また塩大福のような香りを感じます。味わいはとにかく軽い、甘みがありフレッシュで潮の風味と微かなピートを感じます。アイラウイスキーとしては異色、非常に軽く華やかでフレッシュな海を感じさせるウイスキーです。

ブナハーブン25年

ブナハーブン25年は他のアイラウイスキーよりなめらかでソフトにも関わらず、熟成感やタンニンもしっかりと感じられる1本です。様々なブレンデッドウイスキーのキーモルトとして使用されていほど非常に高い高い品質を誇っています。香りは和菓子のような甘い香りに樹液のような木由来の甘い香りが感じられます。味わいはトロッとした口当たりに和三盆のような深い甘み、オレンジピールのような酸味、ダークチョコレートような深みが感じられる完成度の高いボトルです。はっきり言って1杯で飽きてしまう程に甘みが全体を支配している印象です。それでも現行でリリースされているオフィシャルボトルの中では最高ランクのボトルであり、金額相応の満足感が得られる1本です。

ブナハーブンのおすすめの飲み方


おすすめの飲み方はハイボールです。非常に軽くバランスがいいウイスキーなのでハイボールでごくごく飲みたい1本です。ほかのハイボール向きのウイスキーの中では比較的スモーキーさと甘みのバランスが良く、1杯の満足感も高いと思います。個人的にはミルク系のパスタと一緒に食べるのがおすすめです!ぜひ、飲んでみてくださいね!

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