ウイスキーの聖地、アイラ島とは
アイラ島はイギリスの西岸に浮かぶ、淡路島より少し大きい程度の小さな島です。そんな小さな島に8つものウイスキー蒸留所があるウイスキーファンにはたまらない島です。また、スコットランドで最初にウイスキー造りが行われた地とも言われていて、世界でも非常に珍しい歴史的なウイスキー名産地です。
アイラウイスキーの特徴
アイラ島で作られるアイラウイスキーの最大の特徴は非常に強いピート香です。そのクセの強い独特な香りは日本では「正露丸」と表現されることもありますがこの香りこそがアイラウイスキーファンをつかんで離しません。
アイラ島の蒸留所
ここではアイラ島にある8か所のウイスキー蒸留所の簡単な紹介とおすすめの一本を紹介していきます。お気に入りの一本が見つかるかも!
アードベック
アイラ島の蒸留所のなかで最もクラシック&スモーキーフレーバーが強い蒸留所です。全世界のファンが支持するアイラ伝統のウイスキーといえるでしょう。
アードベッグ10年
アードベッグの中で定番の銘柄です。香りはスモーキー&クリーミー、加水をすると磯の香りも感じられます。味わいはピーティー&スイートで深みを感じられ、塩大福のような味わいをしています。強いクセがありながらもバランス良い、アイラ・モルトを代表するに相応しい1本です。
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アードベッグってどんなウイスキー?/味や銘柄、おすすめの飲み方をご紹介!
アードベッグの概要
アードベッグはモエヘネシー・ルイヴィトン社(グレンモーレンジ社)が所有、MHDモエヘネシーディアジオ社が販売しているウイスキーです。
ウイスキーの名産地イギリスのアイラ島。その中でも最もクラシック&スモーキー...
ボウモア
ボウモア蒸留所はイギリスのアイラ島の中心、ボウモア町の港の近くにあります。創業は1779年であり、アイラ島最古の蒸留所です。他のほとんどの蒸溜所が麦芽製造を委託しているが、ボウモアはキルンと呼ばれる麦芽乾燥塔で麦芽乾燥を行う古き良き蒸留所です。
ボウモア12年
ボウモアの中で1番定番の銘柄です。香りはアイラウイスキーらしいスモーキーさを持ちながらハーブや柑橘系の香りも感じられる。味わいはスモーキーだが甘味、フレッシュフルーツの風味も感じられるバランスが良い味わいです。飲みやすい味わいの中に特徴的な潮の風味が感じられるボウモアを代表する1本です!
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ボウモアてどんなウイスキー?/味や銘柄、おすすめの飲み方をご紹介!
ボウモアとは?
ボウモアはサントリー社が所有しているウイスキーです。ウイスキーの名産地イギリスのアイラ島の中心あたりで作られ、北の特徴である軽さと南の特徴であるヘビーさをどちらも兼ね備えています。アイラウイスキーの全体像を知るのに最適...
ラフロイグ
ラフロイグは日本ではよく「正露丸」に香りが似ていると言われています。個性の非常に強いウイスキーですが、その香りや味わいはあのチャールズ皇太子を虜にし、シングルモルトとしては唯一プリンス・オブ・ウェールズ御用達の勅許状を賜っているイギリスを代表するシングルモルトでウイスキーです。
ラフロイグ10年
ラフロイグの中で1番定番の銘柄です。香りはまず正露丸に似た香り、他にはBBQした後のようなスモーキーさと微かに青リンゴのが感じられます。味わいはさらっとしていますがスパイシーで口の中でBBQしたようなスモーキーな味わいです。アイラウイスキー好きにはたまらない1本です。
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ラフロイグってどんなウイスキー?/味や銘柄、おすすめの飲み方をご紹介!
ラフロイグとは?
ラフロイグはフォーチュン・ブランズ社が所有し、日本ではサントリースピリッツが輸入しているウイスキーです。
ラフロイグは日本ではよく「正露丸」に香りが似ていると言われています。個性の非常に強いウイスキーで...
カリラ
アイラウイスキーとしては比較的軽く、ドライですっきりとした飲み口でありながらアイラらしい強烈な個性を持つのがカリラです。ピリピリするスパイシーさが大きな特徴です。
カリラ12年
カリラの中で1番定番の銘柄です。香りはアイラらしいスモーキーさ、加えて削りたての木の香りが感じられます。味わいはピート感はあるが軽くて甘いです。キャンプファイヤーの近くで甘いミルクを飲んでる感じです。カリラはアイラウイスキーのなかでも安定感があり、比較的万人受けしやすいと言われています。アイラウイスキーデビューにおすすめの1本です。
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カリラってどんなウイスキー?/味や銘柄、おすすめの飲み方をご紹介!
カリラとは?
カリラはディアジオ社が所有し、MHDモエヘネシーディアジオ社が販売しているウイスキーです。 ウイスキーの名産地イギリスのアイラ島。アイラウイスキーとしては比較的軽く、ドライですっきりとした飲み口でありながらアイラらしい強烈な...
ブナハーブン
長い歴史を持つブナハーブンですが、アイラのなかでは新しい蒸溜所です。キルホーマンができるまではアイラ島では1番新しい蒸留所でした。強烈な個性を持つアイラウイスキーの中で華やかで優しく飲みやすいウイスキーです。
ブナハーブン12年
ブナハーブンの中で1番定番の銘柄です。香りは朝の漁港、また塩大福のような香りを感じます。味わいはとにかく軽い、甘みがありフレッシュで潮の風味と微かなピートを感じます。アイラウイスキーとしては異色、非常に軽く華やかでフレッシュな海を感じさせるウイスキーです。
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ブナハーブンってどんなウイスキー?/味や銘柄、おすすめの飲み方をご紹介!
ブナハーブンとは?
ブナハーブンはアンゴラスチュラ社(バーン・スチュワート社)が所有し、日本ではアサヒビール社が輸入しているウイスキーです。 生産地はウイスキーの名産地イギリスのアイラ島です。強烈な個性を持つアイラウイスキーの中で華やかで...
ブルイックラディ
ブルイックラディはピート感があまりなく、エレガント味わいが特徴で、いい意味で「アイラ島らしくない」ウイスキーです。
ブルイックラディ ザ・クラシック・ラディ
ブルイックラディの中で1番定番の銘柄です。凹凸のない柔らかさ。クリーンでフレッシュ、生き生きとしている。大麦糖とかすかなミントの香り、その後花の香りが広がります。熟したグリーンフルーツとブラウンシュガー、モルトの甘さが混ざり合い、いつまでも記憶に残るウイスキーです。
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ブルイックラディってどんなウイスキー?/味や銘柄、おすすめの飲み方をご紹介!
ブルイックラディとは?
ブルイックラディはマーレイ・マクダビット社が所有し、日本ではレミーコアントロージャパンが輸入しているウイスキーです。
生産地はウイスキーの名産地イギリスのアイラ島。アイラウイスキーはピート感が強く癖が強いのが特徴...
ラガヴーリン
アイラウイスキーは個性あふれる強烈なスモーキーさを持つのが特徴だが、その中でもやさしい口当たりで甘みが多いのがこのラガヴーリンです。
ラガヴーリン16年
ラガヴーリンの中で1番定番の銘柄です。香りはアイラらしいスモーキーさ、正露丸。その後フルーツの香りが感じられます。味わいは非常になめらかでリッチな舌触り、みかんやビターチョコレート、ガトーショコラような甘みとスモーキーさが口の中を満たしてくれます。他のウイスキーに比べてエイジが長めなが大きな特徴であり、その分優しく上品な仕上がりになっています。個人的にはアイラウイスキーデビューにおすすめの1本です。
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ラガヴーリンってどんなウイスキー?/味や銘柄、おすすめの飲み方をご紹介!
ラガヴーリンとは?
ラガヴーリンはディアジオ社が所有し、MHDモエヘネシーディアジオ社が販売しているウイスキーです。 ウイスキーの名産地イギリスのアイラ島。アイラウイスキーは個性あふれる強烈なスモーキーさを持つのが特徴だが、その中でもやさ...
キルホーマン
このアイラ島に実に124年ぶりに新しく設立されたのがこのキルホーマンです。アイラウイスキーの中で1番新しい蒸留所のウイスキーです。
キルホーマン マキヤーベイ
キルホーマンの中で1番定番の銘柄です。香りはアイラモルトらしいスモーキーさとオイリーさ、南国のフルーツのような香りを感じます。味わいはオイリーさをやや感じつつ、スモーキーさ、バニラ、南国フルーツの3つの味わいがバランスよく混ざり合い口の中に広がります。熟成が3~5年とは思えないほどの高い満足感を得られる1本です。
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キルホーマンってどんなウイスキー?/味や銘柄、おすすめの飲み方をご紹介!
キルホーマンとは?
キルホーマンはキルホーマン社が所有し、日本ではウィスク・イー社が輸入しているウイスキーです。 生産地はウイスキーの名産地イギリスのアイラ島です。このアイラ島に実に124年ぶりに新しく設立されたのがこのキルホーマンです。...
まとめ
いかがでしょうか?その独特な香りと癖の強さで多くのファンを生み出してきたアイラウイスキー。
1度飲んでみるまでは強すぎる個性が故に嫌煙してしまうかもしれませんが、ハマってしまうともうそれ以外は満足できなくなってしまうほどファンになる人が多いのが特徴です。
今回ご紹介した8本は各蒸留所の1番スタンダードな1本をご紹介しました。是非この記事を参考にアイラウイスキーを飲んでみてください。
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