カリラとは?
カリラはディアジオ社が所有し、MHDモエヘネシーディアジオ社が販売しているウイスキーです。 ウイスキーの名産地イギリスのアイラ島。アイラウイスキーとしては比較的軽く、ドライですっきりとした飲み口でありながらアイラらしい強烈な個性を持つのがカリラです。ピリピリするスパイシーさが大きな特徴です。
カリラ蒸留所
カリラ蒸留所は1848年に創業でイギリスのアイラ島北東のアイラ海峡の近くにある蒸留所です。アイラ海峡は、ロブスターやカニなどの良い漁場となっていることも関わってか、カリラと魚介類との相性は抜群です!1972年~1974年に蒸留所の建て替えを行っており、アイラの他の蒸留所に比べて綺麗で近代的な建物になっている。しかし、伝統的な製法を守るために、古い建物とスチルは再現されており、その伝統の味わいは守られている。カリラはつい最近までほとんどが自社にブレンド用だったため、非常に手に入れにくいウイスキーでした。2000年ごろからシリーズ物の1つとしてリリースされ、有名になったことでシングルモルトとしてリリースされる量が多くなりました。なので実は最近になってやっとたくさん流通するようになったウイスキーなんです!
カリラの製法の特徴
ラガヴーリンと同じ麦芽とイースト菌を使用
同じくアイラ島で作られているウイスキー「ラガブーリン」と同じ麦芽、同じイースト菌を使用しているにも関わらず、全く違う味わいになっています。ここがウイスキーの面白いところですね。飲み比べてみると非常に面白いので試してみてくださいね!
本土の熟成庫で熟成
上記の通りラガヴーリンと同じ麦芽、イースト菌を使用しているが熟成する場所が大きく異なる。ラガヴーリンがアイラ島で熟成を行っているのに対してカリラは本土のグラスゴーで熟成されます。熟成の環境はウイスキーに大きな影響を与えます。このひと手間がラガヴーリンとの大きな味わいの差につながっているのかもしれません。
アイラ島1番の生産量
アイラ島にあるウイスキー蒸留所で1番の生産量を誇るのがこのカリラ蒸留所です。年間380万リットルの生産量を誇っています。この生産量の多さからカリラの人気の高さが分かるだろう。
カリラの銘柄
カリラ12年
カリラの中で1番定番の銘柄です。香りはアイラらしいスモーキーさ、加えて削りたての木の香りが感じられます。味わいはピート感はあるが軽くて甘いです。キャンプファイヤーの近くで甘いミルクを飲んでる感じです。カリラはアイラウイスキーのなかでも安定感があり、比較的万人受けしやすいて言われています。アイラウイスキーデビューにおすすめの1本です。
カリラ18年
カリラ18年は以前正規ラインナップとして販売されていましたが、現在は年に1度、しかも数量限定で販売されるレア度の高めのウイスキーです。香りは柑橘感、海の香りとアイラらしいスモーキーさが感じられます。味わいは砂糖に漬けたフルーツ、ダシっぽさオイル、蜂蜜の濃い甘味、旨味あり、最後はピートが効いた長い余韻を感じます。カリラ全体に言えることですが18年も非常に安定感があり、アイラウイスキーデビューにおすすめの1本です。
カリラのおすすめの飲み方
おすすめの飲み方はストレートです。付け合わせは冒頭にも書きましたが、魚介類と一緒に飲むのがおすすめです!個人的にはエビやカニとを一緒に飲むのが大好きです!ぜひ、飲んでみてくださいね!
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